
その手があったか!採用面接で自社にマッチした人材を見抜く質問とは?
採用面接の場では、いくつか質問をして自社とマッチしている人材かを見抜くのがセオリー。
しかし結局話を聞いても、その人材が選考基準を満たしているのか判断できない。そんな悩みを抱いてないですか?
「採用面接で人材を見抜く方法を知りたい」
「採用面接でどんな質問をすればいいんだろう?」
「採用面接での質問をもっと効果的なものに変えたい」
今回はこの悩みを解決する、マッチした人材を見抜く質問方法について解説します。
目次[非表示]
- 0.1.自社にマッチした人材を見抜く質問方法とは
- 0.2.選考基準を伝えて質問するべき理由
- 0.2.1.選考基準を満たしているか見抜きやすい
- 0.2.2.ポジティブなミスマッチが増える
- 0.2.3.求職者に好印象を持ってもらえる
- 0.3.選考基準を伝えて質問する場合の懸念とコツ
- 0.3.1.選考基準をクリアするため事実と違う話をされる
- 0.3.2.コツは、「なぜ?」「例えば?」で深掘りすること
- 0.4.すぐ使える必殺☆質問集
- 0.5.採用面接の場では、選考基準を伝えて質問をしよう
自社にマッチした人材を見抜く質問方法とは
どんな質問をするのが、自社にマッチした人材を見抜くことにつながるのでしょうか?
採用面接で人材を見抜く方法は、ズバリ!「選考基準に対する自己評価をしてもらう」です。
具体的には以下の3STEPです。
- 求職者に対し、自社の選考基準を説明する
- 求職者自身に、基準ごとの五段階評価をつけてもらう
- その理由を問う
「え?採用面接の場で選考基準を公開するの?」答えはイエスです。
選考基準を隠して質問を行うのが一般的ですが、採用面接の場で選考基準を公開し、それに沿った質問をすることで、実は多くのメリットを得られます。
次はこのメリットについて説明していきましょう。
※選考基準がない場合
注意点としては、そもそも選考基準がないとこの方法は使えません。
しかし、マッチする人材を見抜くためには選考基準が絶対に必要不可欠です。
まだ自社には選考基準がないという方はこの記事を参考にしてみてください。
選考基準を伝えて質問するべき理由
では、採用面接の場で選考基準を公開して自己評価を問う質問方法には、どんなメリットがあるのでしょうか。
選考基準を満たしているか見抜きやすい
一般的には、「今までで一番頑張ったことは?」「あなたの強みは何ですか?」といった質問をして情報を引き出し、「きっとこの人はこうだろう」と推察して、その人材が自社にマッチするかどうかを判断します。質問して得た回答の部分部分をつなげたり、関連付けたりしてなんとか”推察”しなければなりません。
しかし、選考基準に沿って質問すると、余計な”推察”をせずにその人材に対してダイレクトな判断をできます。
質問そのものと選考基準がイコールであるため、その人材を見抜くことにつながりやすくなるのです。
ポジティブなミスマッチが増える
選考基準を説明されることで、「自分には合ってないかも」と求職者側が気づくというポジティブなミスマッチが増えます。現に、当サイトを運営するインビジョンでは選考途中での辞退が増えました。
人材の選考辞退が増えるというのはよくない事に思えるかもしれませんが、必ずしも悪い事ではありません。
初期の採用面接でミスマッチがわかると、その後の選考リソースも削減でき、求職者自身も納得感を得て選考を終えられます。
求職者に好印象を持ってもらえる
採用面接の場で選考基準を説明すると、透明性がある会社だと好印象を持ってもらえるというメリットもあります。
多くの人材は、選考基準も言われず、一方的に見定められ、理由も言わずに落とされる不条理に不満を抱えています。選考基準を説明する会社は少ないため、より自社に魅力を感じてもらえる可能性が高くなり、求職者の志望度をあげれるのです。
選考基準を伝えて質問する場合の懸念とコツ
「でも選考基準を公開するって、何か怖い」
その思いを払拭するために、選考基準を説明するとどんな懸念が生まれるのか、またその懸念を少なくするコツを説明します。
選考基準をクリアするため事実と違う話をされる
採用面接の場で選考基準を説明することで起きる懸念はこの一つだけです。
確かに基準を満たしているとアピールするために、事実と違う話をされるというのは面接官の立場からするととても厄介ですよね。
しかし、これは選考基準を説明するしないに関わらず起こり得ます。選考基準の公開の有無に関わらず、面接官の人材を見抜くスキルが必要です。
では、どうやったら人材を見抜けるのでしょうか。
コツは、「なぜ?」「例えば?」で深掘りすること
前提として、たくさん質問の風呂敷を広げるのではなく、一つのエピソードに対して深掘りする意識するが大切です。
5W1Hを意識すると深掘りしやすいですが、6つも要素があると慣れるまで使いこなすのが大変なので、まずは「なぜ?」「例えば?」の二つを積極的に使ってみましょう。この二つだけでも深掘りができ、見抜くことにつながりやすくなります。
慣れてきたら、
- 「なぜ?(why)」
- 「その時何を感じた?(what)」
- 「いつから/どんな時に?(when)」
- 「どこで?(where)」
- 「誰と/誰に?(who)」
- 「どうやって?(How)」
等、5W1Hを意識した質問例も適宜意識して使ってみてください。
すぐ使える必殺☆質問集
では、実際に使っていただきたい質問例をご紹介します。
- あなたのセールスポイント、強みも交えて自己紹介をしてください
- この仕事で求められる最も大切なスキル、ポテンシャルは何だと思われますか?
- この時期、タイミングで転職を考えたきっかけは何ですか?
- 今の会社で社内の人とうまく関係性を築けていますか?
- 仕事で一番、充実感ややりがい、達成感を感じたエピソードをお話してください
- これまでのご経歴の中で経験された、最も大きな挫折についてお話してください
- 失敗や挫折から学んだことを教えてください
- あなたのスキルやキャリアはどのように評価されていますか?
- あなたは今の会社の中で、チームメンバーからどのくらい期待されていますか?
- 他人にやる気を出させた、火をつけた、発破をかけた成功事例はありますか?
- 今までの仕事内容(会社)と今回の仕事内容(会社)には、どんな違いがありそうですか?
- 短期、長期の目標を教えてください
- 組織や会社の問題点を指摘し、自ら改善したことがありますか?
- 入社後、どんなことが自身の課題になりそうですか?
などです!ありきたりに「志望動機は?」なんてことは聞かなくて結構です(笑)
その代わり、質問されるのであれば望ましい返答も人事として把握しておきましょう。
採用面接の場では、選考基準を伝えて質問をしよう
一般的にはあまり行われていないので少し抵抗があるかもしれませんんが、選考基準を説明して自己評価を問うという質問方法は、自社にマッチした人材を見抜くためにとっても有効な方法です。マッチした人材を採用するために、是非取り入れてみてください。
「って簡単そうに言うけどさ、難しくないですか?!」となる方は、ぜひHRハッカーの組織診断を実施していただいた後にご相談ください(相談もHRハッカー登録も費用は一切かかりません!)
組織の現状を把握したうえで「今、本当に採用すべき人とはどんな人か?」「会社が整えていくべき課題は何か?」を考えていきませんか?
この採用ハックでは、採用に関する記事をたくさん発信しています。
採用のことならなんでもお気軽に相談してくださいね。一緒に採用を成功させましょう!
お問い合わせフォームはこちらから:https://saiyohack.com/form-contact