
なぜ応募数がIndeed(インディード)管理画面とGoogleアナリティクスで違いがあるのか?
Indeedの管理画面上の応募数とGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)の応募数に差異があるのはWebのある特性が原因です。 Indeedを利用しているとIndeedの有料応募数とGoogleアナリティクスのキャンペーンの「indeed/cpc」の応募数にズレは経験があると思います。原因はよくわからなけど、ずれるのは当然と思っているなら、今回の「なぜ応募数がIndeed管理画面とGoogleアナリティクスで違いがあるのか?」をぜひ、読んでください。 ただし、すべてのケースに当てはまるわけではないので、ご了承ください。
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コンバージョン(応募)数が違う原因とは?
今回説明するのは、Indeedの管理画面の応募数とGoogleアナリティクスのキャンペーンの「indeed/cpc」の数が違うケース。仮に代理店から報告を受ける応募数と実際の応募数が違うケースには当てはまりません。あくまでもGoogleアナリティクスの「indeed/cpc」の数との違いです。
ズレの原因はcookieが大きく影響
Indeedの管理画面の応募数とGoogleアナリティクスのキャンペーンの「indeed/cpc」の数が違うのはcookieが大きく影響しています。そのため、シークレットモードやつねにcookieを削除しているケースには該当しません。
コンバージョン数のズレの原因?そもそもcookie(クッキー)とは?
cookieが大きく影響しています。※写真のクッキーとはまったく関係ありません。
では、cookieに関して説明します。
スマホやPCの中に保存される履歴情報
cookieとは
Cookie(クッキー)とは、ホームページを訪問したユーザーの情報を一時的の保存する仕組み、またはそのデータです。ID、パスワード、メールアドレス、訪問回数などがユーザー情報として保存されます。 参照元:https://ferret-plus.com/6692
とのこと。 平たく言うと、「cookieがあるので行動すべてお見通し」です。
cookieのおかげでIDとパスワードを入力不要
デメリットを強調して書いてしまいましたが、メリットもあります。こんな経験はありませんか?FacebookやTwitterにアクセスした際にID、パスワードの入力フォームにあらかじめ文字が入力されている状態。このIDとパスワードが入力不要の状態になっているのはcookieのおかげです。 cookieがサイトのID、パスワードを覚えているから、いちいちアイパスを入力しなくてもサイトへログインできるのです。
Indeedのクリック履歴があるので後日でもカウント
本題に戻るとIndeedの検索結果画面で有料広告をクリックした際にcookieが発行されます。つまり、Indeedの有料広告をクリックした履歴が残ります。 有料広告をクリックし、その求人にそのまま応募した場合は、Indeed管理画面で応募1、Googleアナリティクスのコンバージョンの経路は Indeedの有料広告(indeed/cpc)です。
では、有料広告をクリックし、cookieが発行された状態でブラウザを閉じて、Googleで検索し、その企業(求人サイト)から求人ページに訪れて、応募した場合はどうなるでしょうか? Googleアナリティクスの経由はGoogleのオーガニック検索となります。Indeedの管理画面では有料応募としてカウントされるでしょうか。 つぎの項目で詳しく説明します。
【場面別】Indeed(インディード)管理画面とGAのコンバージョンはどうカウントされる?
最後に、ケース別にIndeedでは有料応募としてカウントされるか、Googleアナリティクスではどういう経路になるかを説明します。 ※すべてに当てはまるわけではありません。
Indeed有料→求人A→求人B→応募
【ケース1】
- 始めにIndeedで有料広告の求人Aをクリック
- 求人Aのページ内に「こんなお仕事もオススメ」に求人Bを発見
- そのまま求人Bをクリックし、応募
【結果】 Indeed管理画面 有料応募1 Googleアナリティクスの経由 Indeed/cpc Indeed上では求人Bに応募がカウント
Indeed有料→求人A→一度閉じる→Google→サイト→求人A→応募
【ケース2】
- 始めにIndeedで有料広告のA社の求人Aをクリック
- 求人Aのページを閉じる
- 翌日、GoogleでA社を検索し、A社のホームページから求人A(Indeedに掲載している求人と同じ)をクリック
- 求人Aに応募
【結果】 Indeed管理画面 有料応募1 Googleアナリティクスの経由 Google/organic cookieが残っているのでIndeed上では翌日の有料応募数としてカウント。 この時点でGoogleアナリティクスで「Indeedの有料応募」=「indeed/cpc」という認識だと 応募数にズレが生まれる。この原理を理解していないと(説明できないと)ズレがズレのままで終わる。
Webの特性上、GAの経路とIndeed(インディード)の応募数には違いが生まれる
なぜ応募数がIndeed管理画面とGoogleアナリティクスで違いがあるのか?はいかがでしたか。 結論、Googleアナリティクスでは「indeed経由の応募数」=「indeed/cpc」だけと思いこまない。 Indeedで求人を知り、違う経由で応募する、いわゆる間接コンバージョンも意識しなければなりません。 Indeedの管理画面では、間接コンバージョンを有料応募数として計測しています。 応募数の正しい値は、アナログなやり方の実際の応募数を計測するしかありません。 Indeedの管理画面とグーグルアナリティクスで、どの程度数にズレが生じるかを認識しておくのがオススメです。 そのほかにも下記ケースもあります。
Indeed有料→求人A→一度閉じる→Google→求人ボックス→求人A→応募
【ケース3】
- 始めにIndeedで有料広告のA社の求人Aをクリック
- 求人Aのページを閉じる
- 翌日、Googleで求人ボックスをクリック。求人ボックスの有料広告の求人A(Indeedに掲している求人と同じ)をクリック
- 求人Aに応募 また、求人Aをブックマークし、ブックマークから応募した場合はどうなるかなど。
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