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介護業界は人手不足?!現状とその対策を徹底解析!!

高齢化が進む日本社会。
数年前から、介護業界の人手不足が問題視されています。

「若い世代が介護業界を志望してくれない、、」
「せっかく働き始めてくれたのに辞めてしまって人手不足、、」
「どうやったら介護の仕事を魅力的に感じてくれるの??」

など、人手不足を解消するための方法に悩んだ経験はありませんか?
求める人材を採用するには、場当たり的な採用ではなく、「介護に興味のある人はどんな想いを持っているの?」と考えなければいけません。

本日は、介護業界の現状を踏まえ、人手不足解消のための対策について徹底解析していきます!!

1 介護業界の求人市場について


1-1 有効求人倍率について

有効求人倍率とは、求職者(仕事を探している人)1人に対して、何件の求人があるのかを表す指標です。厚生労働省によると、平成28年の全職業の有効求人倍率は1.36倍に対し、介護業界の有効求人倍率は3.1倍と、この数字を見ただけでも介護業界が人手不足だと分かります。


出典:厚生労働省「職業安定業務統計」、総務省「労働力調査」

1-2 有効求人倍率からみる採用しにくい・しやすい都道府県ベスト5

先ほどの有効求人倍率から、介護職希望者を採用しにくい・しやすい都道府県ベスト5を発表します。

・介護職希望者を採用しにくい

1位:東京都(有効求人倍率:5.40倍)
2位:愛知県(有効求人倍率:5.30倍)
3位:富山県(有効求人倍率:4.37倍)
4位:大阪府(有効求人倍率:4.21倍)
5位:岐阜県(有効求人倍率:4.19倍)


・介護職希望者を採用しやすい

1位:高知県(有効求人倍率:1.57倍)
2位:鳥取県(有効求人倍率:1.86倍)
3位:大分件(有効求人倍率:1.95倍)
4位:鹿児島県(有効求人倍率:1.97倍)
5位:山梨県(有効求人倍率:2.02倍)

東京都・愛知県・大阪府などの主要都市は、採用しにくい傾向にあるようです(5求人に対し、1人の求職者しかいない状況)。高知県や鳥取県は、主要都市に対し、採用しやすい傾向にありますが、それでも1.5〜2倍(2求人に対し、1人の求職者しかいない状況)。
数字からみても、全国どこでも介護業界の人手不足が深刻化しているという訳です。


出典:厚生労働省「職業安定業務統計」

1-3 2025年の介護業界の人手不足

2020年度に必要となる介護人材は約25万人と言われています。今後高齢者が増えていく中で、統計的に計算をすると、2025年には更に約38万人の人手が必要と言われています。
高齢者が増えていく今後の日本を支えていくためにも、介護人材を採用するためには、現状の採用と合わせて、長期的な採用の仕組み作りが不可欠になってきます。


2 介護業界の求職者について


2-1 男女比・平均年齢

介護職従事者の男女比は、女性が72.0%、男性が20.6%(無回答:7.4%)となっています。女性のほうが圧倒的に多いのが特徴です。また、平均年齢が45.9歳と高いのが印象的です。
今後は男性・若い世代に対して、どう介護業界に魅力を持ってもらうかが、人手不足を解消するポイントになってくるかと思います。


出典:平成 30 年度 「介護労働実態調査」の結果

2-2 平均給与

介護職員の平均給与は約29万円、介護職員初任者研修の平均給与は約27万円となっております。
介護の業界は仕事量に対して給与が安い、、とよく耳にする話なので、ここの水準をどう上げていくか、という角度でも見直す必要があるかと思います。



出典:介護人材確保対策-厚生労働省

2-3 離職率

平成30年の離職率は15.4%。前年度に比べると減少傾向にありますが、10人新規採用を行っても、1年以内に1〜2名が退職するという現状です。
平成30年の採用率が18.7%なので、採用しても辞めてしまう、というサイクルに陥り、人手不足にっています。


出典:平成 30 年度 「介護労働実態調査」の結果 

2-4 離職理由ベスト3・現在の職場を選択した理由ベスト3

・離職理由ベスト3

1位:心身の不調
2位:理念や運営のあり方に不満があった
3位:職場の人間関係

・現在の職場を選択した理由ベスト3

1位:通勤が便利
2位:やりたい職種・仕事内容
3位:労働時間・休日、勤務体制が希望に合う

以上の理由を見てみると、今後介護職の人手不足を解消するためにするべき内容が見えてきますね。

3 人手不足を解消するための対策

3-1 代表の想いを届ける

どの組織・事業・チームにおいても、代表=リーダーの想いを届ける必要があります。
「理念や運営のあり方に不満があった」という理由が退職理由の2位にランクインしています。
せっかく介護業界で働く!という意思を持ってくれた方が入社を決めてくれたとしても、想いがすれ違えば離れてしまうのも当然(恋愛と一緒ですよね?)。

介護業界は今後の日本を支えていくとても大切な事業。

何(What)をしているのか・なぜ(Why)その事業をしているのか・どのような方法(How)で問題を解決していくのか、のポイントで想いを届けて、現在働いている人・これから働きたいと思っている人を含めて、想いを届けて人手不足を解消していきましょう。

3-2 働いている人のインタビューを記載する

離職理由の3位に、「職場の人間関係」がランクインしています。

相性やタイミングなどもあるので、一緒に働いてみないと分からない部分はありますが、実際に介護業界で働いてみてどう感じているのか、やりがいは何か、ぶっちゃけキツイ部分は?等、赤裸々に語っていただくことで、入社前にミスマッチ・人手不足を防ぐことができるかもしれません。

もしかしたら介護職未経験の方も働いてみたいと思ってくれるかも?!

3-3 介護福祉士資格取得者優遇・資格取得補助の制度を整える

介護福祉士は介護福祉系の中で唯一の国家資格であり、その資格を持っているかどうかで、お任せできる仕事の幅や給与などが変わってきます。
その方々が働きたいと思う待遇をご準備できていますか?一度見直してみましょう。

また、働きながら介護福祉士の資格を目指せる「実務経験ルート」もありますので、資格取得の補助制度が整っていれば、就職を希望する人材も増えていくでしょう。

3-4 働いている人の通勤エリアを記載

現在の職場を選択した理由の1位に「通勤が便利」がランクインしています。3位には「労働時間・休日、勤務体制が希望に合う」がランクインしていますので、ライフワークバランスを重視していることが分かります。

実際に働いている人が、どこのエリアから通っているかを記載し、介護職で働く不安を少しでも拭えるように努めましょう。

介護業界の現状とその対策方法を理解しよりよい採用活動を!

本日は介護業界の人手不足を解消するための対策をご説明しました。

今後の時代の変化(終身雇用の崩壊、AIの発展、労働人口の減少、少子高齢化など)から、介護業界だけではなく、採用・雇用が難しくなっていくことは間違いありません。

せっかく介護業界で働いてくれたとしても、ギャップを感じ介護業界にネガティブな印象を持ってしまったら、それこそ人手不足が進んでしまいます。

「介護職が大好き・やりがいを感じる」
「この施設で働きたい!!」

と介護職にポジティブなイメージを持ってくれる求職者からの、問い合わせが増えるよう、長期的な仕組みづくりを少しずつ始めていきませんか?
介護職の人手不足のための対策をご相談したい方はぜひお問い合わせください。

採用ハック編集部
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「採用できる会社をつくる」をコンセプトに 企業の人事、採用担当に向けて、人材業界の最新情報や求人市場の動向、求人広告掲載のお役立ち情報、採用課題を解決に導くコンテンツなどを発信♪


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